だれにも届かない観光パンフに意味はあるのか? 公務員に突き刺さる 映画バードマンの中のひとこと

みなさん,こんにちは!

先日の記事などで,総務省が作成したテレワークの手引きや,DX戦略をみましたが,ほんとうによくできているんですね。

本当に,このとおりやれば自治体でのテレワーク環境と,DXができると思わえるすばらしい内容のものです。

こういうのをみると,制度設計が完璧でも,現場や社会がそれに応じて動いてくれないと何にもならないのだなということが身につまされます。

やはり,本庁勤めの県職員などもそうで,なにかやれと言われると,まず先行事例などを調べて,とにかく頭で制度や計画をつくります。

それ自体は大変立派なものができるのですが,とにかくそれが使ってもらえないので何にもならない,ということになるかと思います。

たとえば,県が行う事業となると,セミナーの開催やアドバイザーの配置などもありますが,こうしたものも用意だけされて,まったく利用されません。

そういった場合,事業者や県民の意識が低い,と大概利用する側のせいにして終わってしまうのですが使ってもらうところまで含めて考えてもらわなければならないのだと思います。

とにかく,作って終わりということが多すぎるようです。

毎年,地方のお店をまとめた観光マップなども予算消化で作られるようですが,そうしたものも作っておわり。

実際予算消化で忙しくてそこまで手が回らないということになるかと思いますが,最終的な利用者に届かなければパンフ作成自体全く意味がないことになります。

本当に公務員の仕事はすべからく,作って終わりになってしまっているものが多い,という問題意識はずっともっていていいのかもしれません。

余談ですが,みんなブログでもユーチューブ配信でもやってみればいいのだと思います。

作って終わりの発想であれば,「いい記事を書いたのだからみんなみるはずだ」となりますが,とにかくいい記事がぽつんとあるだけではだれも見てくれません。

それを想定する読者に届けようとすると,相当な工夫がないとできないことです。

バードマンという映画の中で,フェイスブックをやっていない元俳優の主人公に対し,娘が、今の時代ネット上にいなければ実際にいないのと同じというようなことをいいましたが,制度等も知られていなければないのと同じだと思います。

余談になりますが,当時は日本でもまだSNSなどがそれほど盛んではなかったのであまり分からなかったのですが,やはりバードマン風刺が効いていて大変面白いですね。

それでは,スーパー公務員によろしく!