新任公務員はまずこれをやってみよう: メモを通じた問題解決

みなさん、こんにちは!

この春から新社会人としてスタートする皆さん、おめでとうございます。

このブログは公務員向けということで、特に公務員に向けて、いい仕事をするちょっとしたコツかなと思っていることをお伝えしたいと思います。

また、新しい部署に異動となった方にも共通することかと思います。

それは、自分が感じた素直な疑問をちゃんとメモしておくことです。

仕事を進めている中で、「え、これってそうなってるんだ?」「なんで?」と思ったことをまめにメモしておくこと。

自分はスピード重視でwindowsのメモ帳に羅列しています。

このメモは忘れないうちに書いておく、という鮮度が大事です。

というのも、はじめに持った疑問は、2回目、3回目にはすでに疑問に思わなくなってしまう可能性が高いので、初めての疑問を大事にするのがコツです。

赴任当初はまずは仕事をこなすのが先であるため、ともすると前例踏襲となり、そういった小さい疑問にいちいち向き合っている余裕はないかもしれません。

このメモが効いてくるのは、いったん仕事になれて少し余裕がでてきたころです。

「せっかく慣れたし、ずっと前例踏襲が楽では」と思うかもしれませんが、こと公務員の業務に関しては、業務の見直しを随時行っていないと、潜在的な問題を放っておくと、急に世の中で自分の仕事に関連する動きがあって、スポットが当たった時に、「ただ前例踏襲でやっていて、なにも見直しを行っていなかった」という事態となり、外部からいろいろと指摘され、一気に大変な事態となる、ということが往々にしてあり得ます。

常々思いますが、まず公務員の仕事は前例通り事務を回せるようになったら、議会等に対して説明できないことが一つもないようにすべて根拠や現状の取り組み等を確認して、守備を固めておくことが大事だと思います。

その際に大きな助けとなるのが、さきほどの疑問メモです。

新たな業務に当たるときは、いわば一般市民レベルの知識として業務にあたるため、その時頭に浮かんだ「?」は、議員や、一般市民も同じく抱きやすい疑問です。

疑問メモがいわば一般市民等からの「仮想質問」になるので、これを1つ1つ解消していくことで、今の仕事にある穴が埋められていくこととなるかと思います。

例えば、「なぜこれは電子で申請ができないのだろう」といった素朴な疑問を自分がもったなら、市民からも同じことを聞かれる可能性があるため、その理由を確認しておくと聞かれたとき安心です。

また、その理由が例えば、法による制限ではなく、自治体の条例を変えれば電子申請に変えられるのであれば、場合によっては業務改善の糸口となります。

ちょっと「意識の高い」ようなことを書きましたが、結局のところ、「前例踏襲で何も起こらなければラッキーだが、問題が起きた時に対処できず急につるし上げられる恐れが残る状態」と、「見直しの手間はかかるが、自分の業務の現状は常に把握しており、急な問題発生のリスクが低い状態」であれば、後者の方が精神衛生上良いし、健全であろう、と思っています。

引いては、それが住民にとっても良いサービスにつながるのであれば、前向きな姿勢で業務に当たるのが自分にとっても住民にとってもよいのではと思います。

ということで、新入職員の方は「自分の疑問をメモする」ということをぜひやってみていただければと思います。

それでは、スーパー公務員によろしく!