2021-01-01から1年間の記事一覧

なんちゃってデジタル化が目に見える! 地方創生推進交付金にデジタル要素追加

みなさん、こんにちは!岸田首相が掲げるデジタル田園都市構国家想の関連で、今後地方創生推進交付金にデジタル活用が条件となるようです。 もともとは、地域で何か事業を担うキーパーソン、組織が育ち、自走することを目指した交付金です。その目的を達成す…

モチベーションアップで何か読みたい公務員におすすめの公務員お仕事本は、実際にやった人が語る本~『後世への最大遺物』より

みなさん、こんにちは!年末年始の休みが近いですね。一年間おつかれさまでございます。 ストレスの多い公務員の皆様は、モチベーションを維持し、心身共に健康に働くということは、とても重要です。その手段の一つが、公務員関係のお仕事本を気軽に読むこと…

『もしわたしが株式会社流山市の人事部長になったら』感想④ 子どもを一時保育に預けてまちづくりに参加するお母さんはひどい?

みなさん,こんにちは!「もしわたしが株式会社流山市の人事部長になったら」(木樂舎)の感想続きです。 今回は,子育てをしながらの地域活動について考えてみます。 この本は,図書館だと「公益企業」に分類されていますが,人材マネジメントの本でもあり…

『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』感想③ 都会にはなくて田舎にある唯一のもの

みなさん、こんにちは!『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』の感想続きです。 今回は、都会にはなくて、地方にあるものは何か、という話です。 さて、この本の作者手塚さんの会社WaCreationが運営するコミュニティースペースmachiminは流…

『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』感想② みんな嫌だけどけどまちづくりにどうしても必要なもの

みなさん、こんにちは!前回に引き続き、『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』の感想です。いろいろひっかかる部分の多い本なのですが、『ライク・ア・ローリング公務員』に比べて記載が緻密で分量もあるので読む方は少し肝を据えて読んだ…

『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』感想① 「もし、まちを良くしたい子育てママがドラッカーのマネジメントを読んだら」というタイトルでもいいかもしれない

みなさん、こんにちは!『もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら』を紹介します。先日紹介した木楽舎の「ライク・ア・ローリング公務員」の巻末に書名が載っていたものです。 まず、このタイトルから多くの方が、流山市役所の人事部の話だと思う…

ボストン市庁舎感想⑤ 追いつめられがちな若手公務員のメンタルを救うひとこと

みなさん、こんにちは! 前回、映画ボストン市庁舎を引き合いに出しながら、住民や関係者との調整などの面倒な業務で仕事が進んでいないように感じても、それ自体が民主的なプロセスであると考えれば、仕事が進んでいないと思い悩む必要はないのでは、という…

ボストン市庁舎感想④ 公務員の方はプロジェクト的発想に捉われてませんか?「仕事が進まない」、でも実はきちんと「仕事」をしているのかも

みなさん、こんにちは! 映画、ボストン市庁舎の感想続きです。 民主主義とは?ということを、市民の意見を聞くボストン市の仕事の様子を淡々と映しながら描く映画ですが、公務員としての在り方についてもいろいろ考えさせられます。 この映画をみていて、「…

「公文書は民主主義の根幹」?ボストン市庁舎を見た後に岸田首相の公文書関係の答弁をみて思ったこと

みなさん、こんにちは!ニュースを見ていまして、公文書の不祥事の関係で、「公文書は民主主義の根幹」という答弁を岸田首相がしていました。また、そのためにデジタル化を進める、という話もありました。 デジタル化というと、まず公文書をデジタル化してい…

ボストン市庁舎 感想 ② 4時間超の長尺の意味とは?~退役軍人の語りの場面も大きな見所です~

みなさん、こんにちは!映画ボストン市庁舎を、この前は公務員として、という視点から紹介しました。 しかしこの映画、とにかく興味深いトピックが多いです。 その中でも、特に印象的なのが、退役軍人の記念日のセレモニーのシーン。イラクやアフガニスタン…

ボストン市庁舎 感想 公務員必見!年休を取ってでも見る価値あり!

みなさん、こんにちは!先日、映画ボストン市庁舎を見てきました。 ボストン市庁舎 - 劇場情報 4時間越えの大作ドキュメンタリー映画です。非常に面白いので年休をとってでも見る価値があります。また、これから公開の劇場もたくさんあるようなので、年末年…

だれにも届かない観光パンフに意味はあるのか? 公務員に突き刺さる 映画バードマンの中のひとこと

みなさん,こんにちは! 先日の記事などで,総務省が作成したテレワークの手引きや,DX戦略をみましたが,ほんとうによくできているんですね。 本当に,このとおりやれば自治体でのテレワーク環境と,DXができると思わえるすばらしい内容のものです。 こうい…

より働きやすい職場へ?デジタル化推進で公務員になりたい優秀な人材をつかむ

みなさん,こんにちは! 前回,デジタル化の話をしましたが,調べてみると,総務省は「地方公共団体におけるテレワーク推進のための手引き」というものも作っているようです。 県庁所在地に住んでいない県庁勤務の身には,テレワークはとにかくありがたく,…

自治体のDXを妨げる最大の要因は内部の職員?

みなさん,こんにちは! 2021年12月8日日経新聞に始動地方行政デジタル化 人材育成・確保の動き加速という記事がありました。 個人的には,DXどんどん進めて欲しいと思っています。テレワークとも相性がいいので,長距離通勤者としてもありがたいです…

公務員が関係者を説得するためにデータ指向やロジカルシンキングよりも大事そうなこと

みなさん,こんにちは! この頃,「幼い子の文学」を読んでいます。 これはかの有名な指輪物語を翻訳した瀬田貞二さんのお話をまとめた本です。その中に,子供のための詩についての章があり,こどもの詩に限らず,また,日本と海外の詩の比較をしながら,瀬…

移住を決める決定的要因は何?

みなさん,こんにちは!2021年12月7日の日経新聞に,「地域のチカラ 街のイノベーション 長野県佐久市 移住検討者チャットで支援」という記事がありました。 ・長野県佐久市が移住者向けに移住検討者が市民や市役所と交流できるビジネスチャット「リ…

あなたの仕事はどっち?公務員の配分型の仕事とそうじゃない仕事

みなさん,こんにちは!2021年12月7日日経新聞「ニッポンの統治」という連載に「官僚にキャリア展望を」として,米国ライシャワー東アジア研究センター所長のインタビューが載っていました。 その中で,面白かったのは,日本の官僚制度のもともとの機…

公務員がコンサル任せで失うものとは?

みなさん,こんにちは! 12月6日(月)日経新聞に「教えてコンサル,あれもこれも」という記事を見つけました。 これは自治体のコンサル依存の話だな,と思って見てみたところ,民間でもコンサル依存が顕著だという話でした。 記事の内容をまとめると, …

超激務公務員が現場にでるための最後の手段

みなさん,こんにちは! 公務員の仕事をしていると,「現場が大事」とよく聞きますが,忙しいと現場に出たくても出れないものですね。 現場に出る理由を作ったり,時間を作ったりというのは,一つの技術だなと思います。 日経新聞,2021年11月22日(…

『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』感想③RSSリーダーで行政のWEBページからのニュース配信を受けた結果:情報収集から見える情報発信のありかた

みなさん、こんにちは! 『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』(学陽書房)感想続きです。 今回は、情報収集についての話です。 和光市の山本さんという方が、公会計の分野で照会されています。 この方の経歴が独特で、公認会計士試験合格後、…

『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』感想②公務員の信頼感は役所の外でこそ活用すべき、という話

みなさん、こんにちは!前回に引き続き、『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』(学陽書房)の感想続きです。この本は、すごい公務員の方10人を紹介している本なのですが、分野と、そしてそれぞれの方の人間性がさまざまなので、おひとり1記…

『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』感想①真似できっこない、いわゆる「スーパー公務員」の本じゃない!何か一つは参考になるはず

今回は、『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか? 常識・前例・慣習を打破する仕事術』のレビューです。 かなりいい本だと思います。 読んだのが1年以上前ですが、いまだに内容がかなり頭に残っており、印象が強い本だったと改めて思います。。 こ…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想④ ~技術としての人づきあい~地方振興系の仕事では人との付き合いは避けられない

みなさん、こんにちは! 引き続き、『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)の紹介を続けます。 ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり 作者:福野博昭 木楽舎 Amazon 第4章が 仕事はこうして「おもしろく」で…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想③ ブレストミーティングが大事~職場でできなれば飲み会でつぶやこう~

みなさん、こんにちは! 引き続き、『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)の紹介を続けます。 takeaway.hatenablog.jp 余談ですが、巻末を見ますとこの木楽社さんは地方自治関係の結構面白そうな本もいろいろ出しているよ…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想② 公務員のキャリアパスの参考になります~点の仕事から面の仕事へ~

みなさん、こんにちは! 前回に引き続き、『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)の紹介を続けます。 takeaway.hatenablog.jp 前回は単に読み物として面白いとの話でしたが、この本、若い公務員の皆さんが今後のキャリアパ…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想① 公務員版下町ロケット! 単純に福野さんという面白い人の半生記として痛快です。

みなさん、こんにちは! 『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)を読みました。 ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり 作者:福野博昭 木楽舎 Amazon 面白い本だったので、数回に分けてレビューします。 この…

管理職のは給料のもらいすぎ?~日経新聞記事 もらいすぎ中高年に包囲網~

みなさん、こんにちは! 先日、管理職はしっかりと「管理」する仕事をしていないのではないか、という記事を書いたばかりですが、ちょうどその疑問に応える記事が2021年11月16日の日経新聞に出ていました。「もらいすぎ中高年に包囲網」ということで…

コールマンのテントの内側は都会、外側は田舎~田舎に持ち込まれる”都会”~こち亀をふりかえりつつ

みなさん、こんにちは。 世の中、とんでもないキャンプブームですね。 うちの近くのキャンプ場も行楽日和には所狭しとキャンパーたちでにぎわっていたようです。 キャンプというと、こちら葛飾区亀有公園前派出所のキャンプの話を思い出します。 たしか、両…

公務員がブログをつける意味~適切な意思決定ができるようにまずは自分を知る

みなさん,こんにちは! このブログをはじめて約1年が経ちます。 ブログをみてよかったかどうかというと,よかったと思っています。 公務員がブログを書く動機としては,副業としてアフェリエイトで小遣い稼ぎという方がおおいかと思いますが,それ以外でも…

自己啓発本は栄養ドリンクと同じ?なぜこんなにもたくさんの公務員のお仕事本があるのか②

みなさん、こんにちは! 公務員の自己啓発本についての話しの続きです。 前回は職場で上司から教えてもらえる機会が少ないことで若手が自己啓発本を手に取ることとなっているのではないかという話をしましたが、今回は別の観点から見てみます。 takeaway.hat…