公務員がブルシットジョブとの付き合い方を真剣に考えた方がいい理由

みなさん、こんにちは!

このブログの記事で今のところ一番人気がブルシットジョブについてのもののようです。

 

 

takeaway.hatenablog.jp

 

ブルシットジョブの記事として見て頂いているのか、石ノ森章太郎のHOTELの記事としてみていただいているのか分かりませんが、公務員の仕事がブルシットジョブ(クソどうでもいい仕事)と感じてらっしゃる公務員の方が多いことの表れかもしれません。

はっきり言ってしまって、公務員の仕事の9割がブルシットジョブと言い切ってしまっても過言ではないかと思います。

働き方改革を煙たがる人も多いですが、呼びかけがなかったときよりは「それ、無駄だからなくそう」ということがいっても良い環境になってきているということはありがたいです。

事務方の公務員として県庁で働いていて、困るタイプの上司はとにかく前例踏襲で、無駄だからなくす、という発想が一切ないタイプの人です。

言ってしまえばコスト意識が皆無の人、ということになります。

そういう上司の特徴は、いわゆるブルシットジョブのさらにどうでもいい部分が大好きということです。
何例も見てきて結構自信をもって言えるのですが、以下のような特徴があると思います。

・表の形式などにやたらとこだわる
・時間外勤務が染みついている
・誤字脱字のチェックなどが好き
・他部署の計画ものの照会なども自部署に全く関係がないのに隅々まで趣味で読み込む
・何かといちいち関係者や上肢に確認しながら進め、かつ判断が遅い
・根拠法令、通知などに基づいての知識ではなく、誰かに聞いて解決しようとするため、結局根拠が分からないまま事務を進める
・ワードの行末でいちいち改行する
・エクセルでデータベースを作ってそれを別の出力票にまとめるという考えがないため、表計算などを使用できない

その方が自分でそういう働き方をしているのであれば100歩譲って関係ないのですが、問題は自分が部下になってそのやり方を強要されたときです。
私も今は経験を積んでいるので、「非効率な指示を出しているな」と分かりますが、右も左も分からない若い職員の方がそれを当たり前と思ってしまうのが一番辛いなと思います。

基本的に公務員の仕事はブルシットジョブという前提にたって、その中でも軽重つけて、重要なものは少しでも意味があるように工夫して、重要でないものはなくす前提で省力化していって、というのでないと、増えるだけの仕事に対処しきれなくなって当然です。

ブルシットジョブの意識がない上司は仕事の軽重を一切判断していないので、マネージャーとして機能していません。
そういう上司のもとで働くと、ただ仕事は増えるばかりで本当に大変です。

それがおかしい、非効率だと分かってしまえば問題ないのですが、分かるまでが辛いです。
新任職員に限らず、異動が繰り返される事務の県職員は、多かれ少なかれ、異動先でどの事業が重要で、どれが重要でないか、分からない状態に数年おきに放り込まれます。
その際に、どれがブルシットジョブなのか、さっと判断できるようになりたいものです。

とにかく、自分もことの軽重がわからず苦しんだ経験があるので、若い職員の方には良くない上司に当たって苦しんで欲しくないな、と思います。

このブログも誰かが読んでそれに気づいてくださるならこれ以上ない幸いです。

それでは、スーパー公務員によろしく!