老人向けのイベントばかりの町内会に未来はあるのか

みなさん,こんにちは!

これまで地域の町内会の活動に触れる機会がありませんでしたが,自分が地域に定住するようになって,町内会の資料などを目にすることが増えました。
うちの町内会ですと,500世帯ほどが集まり,各世帯年6,000円ほどを収めています。
その他,町からの補助金などもあり,500万円ほどの予算規模で運営されています。

事業計画をみてびっくりしたのが,驚くほどお年寄り向けイベントばかりであったこと,
また,結構な金額が地域の社会福祉協議会や敬老会への負担金になっています。

県庁所在地ではない地方都市に住んでいますが,うちの地方では空き家を取りつぶしたスペースに所得の低い若者でも購入が可能な大きくない一戸建てが複数建つ,といった区画が多く,子育ての世帯意外とたくさんいます。

そんな中,せっかく収めた町内会費がほぼお年寄りたちのためのレクリエーションの会などにしか使われていない状況では若者の地域への関心を失わてもしかたありません。
一応子供向けの餅つき大会なども企画されていますが,子供のいない夫婦の世帯など向けのイベントは皆無です。
若い世代にとっては,元から住んでいる老人たちを養うために払わざるを得ない場所代のような趣さえあります。

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今回はコロナで総会も開催されない,ということで意見表明の場がなかったということもあり,私も意見を言う機会すらなかった状況でした。

若者にとって田舎がつまらない,といいますが,まず自分たちに一番近い町内会からしてお年寄りだけで回っているという状況ではどうしようもないなと思います。

例えば子育て世代であれば,地域でよくイベントが開催されるなど,町内会活動が活発で悪い思いをする人は少ないかと思います。

実際子育て世代は共働きで忙しく,町内会の運営などは日中に時間のあるお年寄りにやってもらう方がいいかもしれません。

それでも,町内会側も地域の若者の意見を聞こう,という視点があっていいと思います。

こういったことが起きているのも,ずっと地域に住んでいるお年寄り層と,新興でやってきて地域の琴に関心の無い子育て世代層がはっきり分かれてしまっているということかと思います。

回覧板なんかもLINEを使ったりとか,集金にPayPayを使ったりとか,今の時代に合わせたやり方もいろいろあると思うんですけどね。

こういうのも地方が遅れていて都会の自治会は進んでいるんでしょうか。

来年は総会が開催されるといいなと思います。

それでは,スーパー公務員によろしく!