ボストン市庁舎 感想 ② 4時間超の長尺の意味とは?~退役軍人の語りの場面も大きな見所です~

みなさん、こんにちは!映画ボストン市庁舎を、この前は公務員として、という視点から紹介しました。 しかしこの映画、とにかく興味深いトピックが多いです。 その中でも、特に印象的なのが、退役軍人の記念日のセレモニーのシーン。イラクやアフガニスタン…

ボストン市庁舎 感想 公務員必見!年休を取ってでも見る価値あり!

みなさん、こんにちは!先日、映画ボストン市庁舎を見てきました。 ボストン市庁舎 - 劇場情報 4時間越えの大作ドキュメンタリー映画です。非常に面白いので年休をとってでも見る価値があります。また、これから公開の劇場もたくさんあるようなので、年末年…

だれにも届かない観光パンフに意味はあるのか? 公務員に突き刺さる 映画バードマンの中のひとこと

みなさん,こんにちは! 先日の記事などで,総務省が作成したテレワークの手引きや,DX戦略をみましたが,ほんとうによくできているんですね。 本当に,このとおりやれば自治体でのテレワーク環境と,DXができると思わえるすばらしい内容のものです。 こうい…

より働きやすい職場へ?デジタル化推進で公務員になりたい優秀な人材をつかむ

みなさん,こんにちは! 前回,デジタル化の話をしましたが,調べてみると,総務省は「地方公共団体におけるテレワーク推進のための手引き」というものも作っているようです。 県庁所在地に住んでいない県庁勤務の身には,テレワークはとにかくありがたく,…

自治体のDXを妨げる最大の要因は内部の職員?

みなさん,こんにちは! 2021年12月8日日経新聞に始動地方行政デジタル化 人材育成・確保の動き加速という記事がありました。 個人的には,DXどんどん進めて欲しいと思っています。テレワークとも相性がいいので,長距離通勤者としてもありがたいです…

公務員が関係者を説得するためにデータ指向やロジカルシンキングよりも大事そうなこと

みなさん,こんにちは! この頃,「幼い子の文学」を読んでいます。 これはかの有名な指輪物語を翻訳した瀬田貞二さんのお話をまとめた本です。その中に,子供のための詩についての章があり,こどもの詩に限らず,また,日本と海外の詩の比較をしながら,瀬…

移住を決める決定的要因は何?

みなさん,こんにちは!2021年12月7日の日経新聞に,「地域のチカラ 街のイノベーション 長野県佐久市 移住検討者チャットで支援」という記事がありました。 ・長野県佐久市が移住者向けに移住検討者が市民や市役所と交流できるビジネスチャット「リ…

あなたの仕事はどっち?公務員の配分型の仕事とそうじゃない仕事

みなさん,こんにちは!2021年12月7日日経新聞「ニッポンの統治」という連載に「官僚にキャリア展望を」として,米国ライシャワー東アジア研究センター所長のインタビューが載っていました。 その中で,面白かったのは,日本の官僚制度のもともとの機…

公務員がコンサル任せで失うものとは?

みなさん,こんにちは! 12月6日(月)日経新聞に「教えてコンサル,あれもこれも」という記事を見つけました。 これは自治体のコンサル依存の話だな,と思って見てみたところ,民間でもコンサル依存が顕著だという話でした。 記事の内容をまとめると, …

超激務公務員が現場にでるための最後の手段

みなさん,こんにちは! 公務員の仕事をしていると,「現場が大事」とよく聞きますが,忙しいと現場に出たくても出れないものですね。 現場に出る理由を作ったり,時間を作ったりというのは,一つの技術だなと思います。 日経新聞,2021年11月22日(…

『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』感想③RSSリーダーで行政のWEBページからのニュース配信を受けた結果:情報収集から見える情報発信のありかた

みなさん、こんにちは! 『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』(学陽書房)感想続きです。 今回は、情報収集についての話です。 和光市の山本さんという方が、公会計の分野で照会されています。 この方の経歴が独特で、公認会計士試験合格後、…

『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』感想②公務員の信頼感は役所の外でこそ活用すべき、という話

みなさん、こんにちは!前回に引き続き、『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』(学陽書房)の感想続きです。この本は、すごい公務員の方10人を紹介している本なのですが、分野と、そしてそれぞれの方の人間性がさまざまなので、おひとり1記…

『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』感想①真似できっこない、いわゆる「スーパー公務員」の本じゃない!何か一つは参考になるはず

今回は、『なぜ、彼らは「お役所仕事」を変えられたのか? 常識・前例・慣習を打破する仕事術』のレビューです。 かなりいい本だと思います。 読んだのが1年以上前ですが、いまだに内容がかなり頭に残っており、印象が強い本だったと改めて思います。。 こ…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想④ ~技術としての人づきあい~地方振興系の仕事では人との付き合いは避けられない

みなさん、こんにちは! 引き続き、『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)の紹介を続けます。 ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり 作者:福野博昭 木楽舎 Amazon 第4章が 仕事はこうして「おもしろく」で…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想③ ブレストミーティングが大事~職場でできなれば飲み会でつぶやこう~

みなさん、こんにちは! 引き続き、『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)の紹介を続けます。 takeaway.hatenablog.jp 余談ですが、巻末を見ますとこの木楽社さんは地方自治関係の結構面白そうな本もいろいろ出しているよ…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想② 公務員のキャリアパスの参考になります~点の仕事から面の仕事へ~

みなさん、こんにちは! 前回に引き続き、『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)の紹介を続けます。 takeaway.hatenablog.jp 前回は単に読み物として面白いとの話でしたが、この本、若い公務員の皆さんが今後のキャリアパ…

『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』感想① 公務員版下町ロケット! 単純に福野さんという面白い人の半生記として痛快です。

みなさん、こんにちは! 『ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり』福野博昭(木楽社)を読みました。 ライク・ア・ローリング公務員 まち思う 故に我あり 作者:福野博昭 木楽舎 Amazon 面白い本だったので、数回に分けてレビューします。 この…

管理職のは給料のもらいすぎ?~日経新聞記事 もらいすぎ中高年に包囲網~

みなさん、こんにちは! 先日、管理職はしっかりと「管理」する仕事をしていないのではないか、という記事を書いたばかりですが、ちょうどその疑問に応える記事が2021年11月16日の日経新聞に出ていました。「もらいすぎ中高年に包囲網」ということで…

コールマンのテントの内側は都会、外側は田舎~田舎に持ち込まれる”都会”~こち亀をふりかえりつつ

みなさん、こんにちは。 世の中、とんでもないキャンプブームですね。 うちの近くのキャンプ場も行楽日和には所狭しとキャンパーたちでにぎわっていたようです。 キャンプというと、こちら葛飾区亀有公園前派出所のキャンプの話を思い出します。 たしか、両…

公務員がブログをつける意味~適切な意思決定ができるようにまずは自分を知る

みなさん,こんにちは! このブログをはじめて約1年が経ちます。 ブログをみてよかったかどうかというと,よかったと思っています。 公務員がブログを書く動機としては,副業としてアフェリエイトで小遣い稼ぎという方がおおいかと思いますが,それ以外でも…

自己啓発本は栄養ドリンクと同じ?なぜこんなにもたくさんの公務員のお仕事本があるのか②

みなさん、こんにちは! 公務員の自己啓発本についての話しの続きです。 前回は職場で上司から教えてもらえる機会が少ないことで若手が自己啓発本を手に取ることとなっているのではないかという話をしましたが、今回は別の観点から見てみます。 takeaway.hat…

AI:デジタル化を求められた事業担当者の救世主に潜む罠

みなさん、こんにちは! 菅政権でデジタル化が掲げられて以降、行政のデジタル化は必須という流れになっています。日経新聞でも盛んに取り上げられており、1週間にそれ関係の記事を1つは見ている気がします。 自治体の各担当者もデジタル化の要素をいれる…

なぜこんなにもたくさん公務員のお仕事本があるのか

みなさん、こんにちは! 図書館に行くのが大好きなのですが、良く立ち寄るのが「公務員」のコーナー。 日本十進分類表の番号ですと317行政のあたりにあります。 これがかなりの数がでていますね。 特にこの頃やたらと増えてきたのではないでしょうか。 「…

管理職=マネージャー=「なんとかする」ひと

みなさま,こんにちは。 以前,公益財団法人に関わったことがあります。 財政赤字がどの公益財団法人にも共通する悩みではないでしょうか。 財務データを見ると,負担なのが人件費です。中でも,理事長など上役の報酬が目立ちます。小さな法人だとなおさらで…

インバウンド、まわりの町の真似をしなかった方がよかった理由

みなさん、こんにちは。 2020年7月27日日本経済新聞やさしい経済学「地域活性化の新しい潮流③」 1年ほど前の日経新聞の切り抜きを見返してみたところ,面白い記事がありました。 自治体の人口減対策に定住人口が難しい中,「交流人口」という言葉は今ではす…

愛知県 豊田市 山村に定住する職員募集

日本経済新聞2020年12月21日記事愛知県 豊田市 山村に定住する職員募集 ・愛知県豊田市はトヨタ自動車と中心とした工業都市だが,半分が山村・市内の山村地域に定住することを受験資格とした職員を募集。・豊かな自然と居心地のよさ,デジタルでつな…

公務員の仕事は”どうでもいい仕事”~ブルシットジョブと石ノ森章太郎の「HOTEL」~

みなさん、こんにちは。 日本経済新聞2021年8月30日記事「どうでもいい仕事」の放逐を ・誰かを偉そうに見せるための取り巻き(ドアマンや受付係)・雇用主のために他人を脅迫したり欺いたりする脅し屋(ロビイストや顧問弁護士)・誰かの欠陥を取り…

部下はとにかく話をきいてもらいたい!「コーチングよりも大切なカウンセリングの技術」

みなさん、こんにちは。 コーチングよりも大切な カウンセリングの技術 作者:小倉 広 日本経済新聞出版 Amazon 2021年8月30日の日本経済新聞から,本の広告ですが前回のブルシットジョブと同様に「我が意をえたり!」と思ったので取り上げます。「コ…

「分かりやすさ」の罠

みなさん、こんにちは。 今回は「分かりやすい」ということには重々気をつけた方が良さそうだという話です。2021年7月6日日経新聞にこんな記事がありました。 「塾のオンライン授業 「分かりやすさ優先」に疑問・記事の筆者の塾では他の塾のオンライン…

エクセルのテクニック以前の基本!入力シートと出力シートは別につくること!

みなさま,こんにちは! 今日もエクセルについての話題です。 先日,あるデータまとめのエクセルシートを作り替えました。 各市町村から集めたデータをグラフなどの統計資料に変換し,1ペーパーを作るという内容のものです。 もともとのエクセルはご年配の…